ペゼシュキヤーン大統領はこの会談で、「我々の政権は発足当初から、イスラム諸国間の友好関係強化を重視している」と語りました。
ペゼシュキヤーン氏は「イスラム諸国の団結・一致は地域における平和、安全、経済発展の必要条件だ」とし、「信仰を共にする者たちが対立を抱えるのは、イスラム共同体のあり方にふさわしくない」と述べました。
また、イラン・サウジ関係について「我々はあらゆる分野において両国関係を強化し、その協力関係を他国との関係にも敷衍させていきたい」と述べました。
さらに、パレスチナ・ガザについて「イスラム諸国が共通の言葉と姿勢で臨めば、イスラエルは今のガザで行っているような犯罪を犯す度量はない」と述べました。
サウジ代表団と面会するペゼシュキヤーン大統領
これに対し、サウジのハリド国防相もイスラム諸国の団結を強調し、「イランとサウジは地域における柱であり、イスラム世界における協調のモデルとなりうる」と語りました。
その上で、イスラエルがパレスチナだけでなくレバノンやシリアでも犯罪行為を繰り返しているのは、イスラム諸国の団結が不十分なゆえの「権力の空白」が悪用されているからだとの認識を示しました。
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